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インターンシップ

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    人の住むところには必ず下水が発生します。し尿をはじめ台所、浴室などからの排水、洗濯排水などです。さらに近所に食堂や事務所があればここからも排水が発生します。これらの排水は多量の有機物を含み、さらに衛生上有害な病原細菌を含む可能性があります。さらに工場からも排水が発生します。これらは工場の種類によって量質ともに千差万別です。これらの人間生活の液状廃棄物を汚水といいます。

    一方、自然現象として雨が降る。雨は地表面に達する間に大気汚染物質を溶かし込む。雨の一部は蒸発したり、公園などの緑地で地下浸透もするが、その大部分は家屋や舗装道路で覆われた地表面に滞留して浸水被害をもたらします。さらに地表面に滞留した雨水は結果として都市の洗浄排水でもあり、汚水に比べるとその濃度は低いが雨水もまた汚れています。汚水と雨水を合わせて下水と呼びます。

    汚水が人の住む周りに耐水すれば、次第に腐敗して悪臭を発するだけでなく、これらなどの水系伝染病の原因となります。雨水も水路や溝が十分でないと、家屋が浸水したり、道路の冠水などの被害が生じる。市街地化が進み、道路や家屋が増えて緑地や空き地が減ってくると、雨水の地下浸透が少なくなり短時間に多量の雨水が流出するようになります。

    つまるところ人口が集中し市街地化が進めば進むほど汚水や雨水が増え、これを放置すれば人間生活に悪影響を及ぼします。下水道は、汚水や雨水を集め、処理し、自然界に戻すための施設です。下水を集め排除するための道路、ポンプ施設などの排水施設と、さらに集めた下水を処理するための処理施設などから構成されるのです。

    かくして下水道の役割は、まず人間の生活空間から汚水や雨水をできるだけ速やかに排除して衛生的で快適な生活環境を維持することです。下水の歴史をたどると道路などの排水施設を整備することから下水道は始まりました。集めた下水を川海へそのまま放流すると、結果は明かです。放流先の自浄能力を上回って汚濁物質が放流されれば、河川や海域の汚濁が著しくなります。このことが再び人間生活の安全や快適さを脅かします。環境基本法に基づき河川、海域、湖沼などの公共用水域において維持すべき水質環境基準が定められています。集められた下水を適切な処理をした後に河川や海域などへ放流することで、これらの水域の水質環境が保全されるのです。